[2007年11月10日]

俳句(2007-11-10)

人参も青年も身を洗ひ立て

宮坂静生

人参が冬の季語。
おなじみの「人参」は冬の季語です。「人参の花」は夏の季語。アフガニスタンが原産地で、16世紀ごろ、中国を経由して渡来しました。根は長円錐形または紡錘形で赤ですが、中には白色・黄色・褐色のものもあります。根と若葉は食べられます。
人参には、好き嫌いが多くて、学校の給食でいつも残す友達の顔を思い出します。
作者は、元信州大学教授、教え子の青年たちを見ていて、畑から採った人参と同じく青年もきれいに洗ってやれば旨くなるといっているようです。
作者みやさか・しずおは、1937年長野県松本市の生れ、高校在学中から俳句を始め、藤岡筑邨、富安風生に師事し、後に藤田湘子の俳誌「鷹」の同人になります。1978(昭和53)年には「岳」を創刊主宰しています。
(出典:「新版・俳句歳時記」雄山閣、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2007年11月10日 06:35

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