[2007年11月22日]

俳句(2007-11-22)

鳰沈みわれも何かを失ひし

中村汀女(1900~89)

鳰(にお)が冬の季語。かいつぶり、にほ、にほどりも同意の季語です。
11月17日の「葉山」吟行で森戸海岸の先の岩礁でかいつぶりを見かけました。
ハトぐらいの大きさで体は丸い。脚は後方に付いて、翼は退化しています。尾っぽもほとんどなく、大きくとぶこともなく、もっぱら潜り専門です。留鳥ですが、水鳥の一つとして俳句では冬の季語になっています。
この句は、潜ったり沈んだりしている鳰を題材にして、引込まれるように句ができたようです。
同じ作者に次の句があります。いいですね。
夕波にまぎるる鳰のかなしけれ    汀女
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)
・昨日は仕事で六本木、虎ノ門へ出かけました。裸木に電飾の豆電球がクリスマスを呼んでいます。

投稿者 m-staff : 2007年11月22日 05:41

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