[2007年12月03日]

俳句(2007-12-03)

おでん酒酌むや肝胆相照らし

山口誓子(1901~94)

おでん酒が冬の季語。おでん、関東煮(かんとうだき)も同意の季語です。
おでんの名前の由来は、田楽から来ています。田楽は味噌田楽のことで、焼いた豆腐に味噌をつけて食べます。いまではおでんといえば「だし」をとり、醤油と砂糖で味付けをした鍋のことです。
大根、はんぺん、こんにゃく、じゃがいも、がんもどき、ちくわ、豆腐などを煮込んで熱燗で一杯を酌(く)むというのが定番です。
「肝胆(かんたん)相照らし」は、お互いに心の底まで打ち明けて親しく交わることいいます。まことに「おでん」は、ひとを楽しくさせる仲立ちをしてくれます。
作者やまぐち・せいしの紹介は、2005年1月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年12月03日 07:17

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