[2007年12月04日]

俳句(2007-12-04)

おのが散るを待ちふるへゐる木の葉かな

星野立子(1903~84)

木の葉が冬の季語。木の葉散る、木の葉舞ふ、木の葉降る、木の葉雨、木の葉時雨なども同意の季語です。
木の葉自らが散ってゆくのを、同じ木の葉が待ってふるえているよ、と詠っています。一見すると作者が老いて死んでゆくのをと誤解しそうです。落葉樹といえど散りたくないのです。
美しい詩ですね。木の葉の散るのを飽かずに終日付き合っていなければ生まれない句と思いました。まさに辛抱の成果でしょう。
作者ほしの・たつこの紹介は、2006年2月5日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年12月04日 06:27

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