[2007年12月05日]

俳句(2007-12-05)

冬浜に浪のかけらの貝拾ふ

上田五千石(1933~97)

冬浜が冬の季語。冬の浜、冬の海も同意の季語です。
11月17日の葉山吟行会では、森戸海岸で陶片をいくつか拾いました。陶磁器のかけらを海岸で拾って、それを陶礫(とうれき)と名づけ、アートにしている作家がいます。陶片の角は浪に洗われて丸くなっていて時間の経過を教えてくれます。その昔、相模湾を航行中に難破した船に積んであった陶磁器のかけらという説があります。
この句は、荒涼とした冬の海に、貝を「浪のかけら」と呼ぶ作家のロマンに共感を受けます。どのような種類の貝なのでしょうか。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月19日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年12月05日 05:53

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