[2007年12月11日]

俳句(2007-12-11)

万両の紅をかざりてのぼり窯

柴田白葉女(1906~84)

万両が冬の季語。万両の実も同意の季語です。
昨日は千両、今日は万両です。万両は千両に比べて見るからに大粒で重々しい感じがします。その実が千両より勝るというので万両という名前がつきました。
暖かい地方に生え、常緑潅木で高さは1メートルほど、葉は長楕円形で厚く、光沢があります。果実は球形で赤く熟してから冬季から春季まで長持ちします。
のぼり窯は、陶磁器を焼く窯のひとつで山麓の傾斜に沿って粘土で階段状に築き、下室から上室に向けてだんだんと焼き上げてゆきます。電気窯よりも出来上がってから変質しない利点があります。
この句は、焼き上げの成功を祈って万両がお手伝いをしています。
作者しばた・はくようじょの紹介は、2005年3月13日を参照。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)

投稿者 m-staff : 2007年12月11日 06:01

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