[2007年12月12日]

俳句(2007-12-12)

裏山の土をこぼしぬ藪柑子

西山 誠

藪柑子(やぶこうじ)が冬の季語。山橘(やまたちばな)ともいいます。
散歩の際に、丘陵の木陰で見かけました。常緑の小さい木で、高さは数センチから20センチほど、艶やかな葉をつけています。冬になると実が熟して赤くなり、それは美しい姿です。お正月の飾りにも使われていますね。
この句は低い裏山の土の間から藪柑子の赤い実が覗いているのを詠っています。福福しい気持ちにさせてくれます。古くからよく歌に詠われています。
わが恋を忍びかねてはあしひきの山橘の色にいでぬべし
古今和歌集より。
作者にしやま・まことの紹介は、2005年1月5日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年12月12日 05:45

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