[2007年12月18日]

俳句(2007-12-18)

一葉づつ一葉づつ雨の枯葉かな

八幡城太郎(1912~85)

枯葉が冬の季語。
若いころは、シャンソンの「枯葉」ぐらいしか興味がなかったものが、今では散歩のときに、枯葉の一枚一枚の様子が気にかかります。
雨の日や雨の降ったあとに枯葉が道に残っているのは汚らしく感じますが、それも一興ですね。
枯葉は落ち葉ではありませんから、まだ未練たらしく木に残っています。それの一葉ずつの過去の華やぎを思えば、人間と同じですね。
作者やはた・じょうたろうは、神奈川県相模原市の生れ、お寺の住職。戦前の学生時代、新興俳句運動に加わり、日野草城に師事し、戦後は「青芝」を創刊主宰しました。句集に「念珠の手」や自伝「俳句半代記」などがあります。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年12月18日 05:29

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