[2007年12月19日]

俳句(2007-12-19)

他郷にて懐炉しだいにあたたかし

桂 信子(1914~2004)

懐炉(かいろ)が冬の季語。懐炉灰、白金懐炉、温石(おんじゃく)も同意の季語です。
北のほうでは、灯油価格の上昇で、懐炉や湯たんぽが売れているそうです。このところ世界は、アラブのアブラに振り回されています。
原因はアメリカのサブプライムローン問題や中国のエネルギー消費、それにアメリカのメジャーオイルメーカーでしょう。そのおかげで日本もきりきり舞いです。
この句は、「他郷にて」がポイントです。よその土地に行って温かくされると、人情の機微に触れると本当にうれしいものです。その媒介に懐炉が役立っています。宇宙飛行士が利用した使い捨てカイロもよく売れています。
作者かつら・のぶこの紹介は、2005年6月4日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年12月19日 05:34

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2119