[2007年12月25日]

俳句(2007-12-25)

燦爛と波荒るるなり浮寝鳥

芝 不器男(1903~30)

浮寝鳥(うきねどり)が冬の季語。水鳥も同意の季語です。
クリスマスを夫婦二人で静かに迎えています。
燦爛(さんらん)は、きらめき輝く様子をいいます。冬の太陽の光の中で海は荒れています。そこを水鳥が波に浮いています。11月17日の葉山吟行では、森戸海岸の岩礁にたくさんの水鳥が浮いていました。
浮いたまま寝ている鳥を浮寝鳥と呼んでいます。海が荒れているのにもかかわらずに寝ている鳥もいるのですね。水鳥は冬の間に雄が美しい生殖羽になるものが多く、荒涼とした海辺に彩りを添えてくれます。
作者しば・ふきおの紹介は、2005年5月24日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年12月25日 06:25

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