[2008年01月04日]

四日はや身を荒使ふ医にもどる

下村ひろし(1904~86)

四日が新年の季語。
珍しく4日連続でバルコニーから富士山が見えます。冬型の気圧配置が安定しているせいでしょう。大晦日から昨日まで、息子たちの家族が子供を連れてやってきて大賑わいでした。
役所や企業などは今日から仕事始めです。電車が混み始めますね。
作者は医者で、三が日のんびりしてもすぐに仕事にもどらなくてはなりません。患者は待ってはくれませんものね。医者としての独白がそのまま句になりました。機械相手の仕事であれば止めれば済みますが、人間相手ではそうにもゆきません。きっといいお医者さんなのでしょう。
高齢化社会になり、ますます医者の大事さがわかります。それにしても算術の医者が多いとは思いませんか。やっぱり医者は仁術でいってもらいたいものです。
作者しもむら・ひろしの紹介は、2006年8月9日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月04日 07:46

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