[2008年01月07日]

ななくさも昨日と過ぎし身のほとり

富安風生(1885~1979)

ななくさ(七草、七種)が新年の季語。
七草とは、せり、なずな、ごぎょう、はこべ、ほとけのざ、すずな、すずしろの七種類の草をいいます。古くは、まな板にこれらの草を載せて恵方に向かい、「唐土(とうど)の鳥が日本の土地へ渡らぬ先になずなななくさ(ななくさなずな)」または「唐土の鳥と渡らぬ先に、ななくさなずな手に摘み入れて」などと唄い囃して叩き、粥に入れて食べたそうです。無病息災を願った昔からの風習で現代でもパックになってコンビニやスーパーで売られています。
この句のように、正月のおせち料理に飽きて、しみじみと七草粥で老いをたしかめる気分もよくわかりますね。
作者とみやす・ふうせいの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月07日 07:19

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