[2008年01月12日]

夕不二やひとりの独楽を打ち昏れて

加倉井秋を(1909~88)

独楽(こま)が新年の季語。独楽回し、独楽打つも同意の季語です。
独楽は、男の子が正月に遊ぶ道具のひとつです。ひねり独楽、ばい独楽、うら独楽などがあります。その地方独特の遊びも多く見られます。独楽は中国から高麗(こま)を通して伝わりました。良いことが回るようにと昔から縁起物とされていて、素材の木は「みずき」が一般に良いと言われています。
この句は、ひとりで独楽を回したり、打ったりしているうちに日がくれてきた、富士山の夕映えがとてもきれいです、と詠っています。富士山は孤立峰、作者もひとり、ちょっぴり寂しい気分になりますね。
作者かくらい・あきおの紹介は、2006年1月13日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月12日 07:20

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