[2008年01月16日]

暖房車乾きし洋傘を巻き直す

内藤吐天(1900~76)

暖房車が冬の季語。暖房、スチームも同意の季語です。
この句は、どこにでもある風景です。濡れた洋傘(かさ)は始末に困ります。暖房車の暖かさで濡れた傘を一所懸命に巻きなおしている様子がうかがえます。和傘ではなく洋傘にしたところが細かい芸ですね。
その上で運良くすわれれば眠っているうちに目的地に着くという御の字の状況であればいいのですが。暖房車の雰囲気がよく捉えられていて好感が持てますね。
作者ないとう・とてんの紹介は、2006年8月25日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月16日 06:22

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