[2008年01月19日]

飲めば生き飲まねば死すと寒見舞

福田甲子雄(1927~2005)

寒見舞が冬の季語。寒中見舞いも同意の季語です。
寒くなると病人は大変です。そしてそれを見舞う人もつらいことです。
この句では、何を飲む、何を飲まないかはわかりませんが、きっと薬のことでしょう。「良薬口に苦し」とは言いえて妙で、患者にはその良し悪しはわかりません。病気が治ると信じて薬を飲まなくてはいけませんが、患者の気持ちに最大限に近寄って考えてみたいものです。
ところで「年賀状」を出さずに「寒中見舞い」と称して近況を知らせる友人がいます。毎年寒中見舞いが来るのを楽しみにしています。これは面白い発想ですね。
作者ふくだ・きねおの紹介は、2006年2月5日を参照。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月19日 06:59

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