[2008年01月20日]

水流の刃先ひらりと涸れゆけり

山上樹実雄

涸(か)れが冬の季語。水涸る、川涸る、涸川、涸池など多くの同意の季語があります。
冬には、雨が少なく、水源地に当たる地方では、積雪や結氷に見舞われるために、河川や池沼などでは水が涸れて底が見えたりします。一般の家庭では早くも断水になってしまうことがあります。近くの「竹川」も底が見えて寒々としています。
この句は、常々流れている水の流れを刀の刃先にたとえて、その刃先から水が出なくなったという想像力を働かせて句に仕立て上げています。きらりと光る句ですね。
作者やまがみ・きみおの紹介は、2005年4月16日を参照。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月20日 07:34

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