[2008年01月22日]

綾取の橋が崩れて雪催

佐藤鬼房(1919~2002)

雪催(ゆきもよい)が冬の季語。雪模様、雪空、雪雲、雪気なども同意の季語です。
わたしは作者と同じ雪国で生れましたので、雪が降ってくるときの天気については少し他の人より詳しいと思います。。雲が垂れ込めてきて空気が湿ってきます。寒さは底冷えという表現が適しています。気持ちは一気に暗くなります。
そのようなときの気持ちをこの句では綾取りの橋が崩れたと表現しています。まことにうまい句ですね。
綾取りは女の子の遊びで、輪にした糸を左右の手首や指にかけて、川・琴・鼓などの形を作って遊びます。器用な男の子もやっていますね。わたしは不器用でしたので見ているだけでした。糸取り、糸掛、取り上げ、あぜ取りなどともいいます。
作者さとう・おにふさの紹介は、2006年8月25日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月22日 06:23

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2156