[2008年01月23日]

赤坊のうす目してゐる寒さかな

岸田稚魚(1918~88)

寒さが冬の季語。寒し、寒気、寒冷も同意の季語です。
この1週間は冬本番の寒さですね。暖冬とはいえこたえます。今日あたり横須賀でも雪が降るのかしら。
泣いたり笑ったりするはずの元気な赤坊(赤ん坊)も寒さには閉口しているようです。周りがあんまり寒いので、「うす目」で赤ん坊が寒さに耐えていると詠っています。不思議な感じの句と思いました。単に身体の感覚だけではなく、心理的にも何かを赤ん坊が伝えようとしているのでしょうか。スチーヴン・キングのホラー小説みたいなことも考えてしまいました。そこのところは赤ん坊に聞いてみるしかありませんね。
作者きしだ・ちぎょの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月23日 06:37

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