[2008年01月30日]

冬眠の蝮のほかは寝息なし

金子兜太

冬眠が冬の季語。
1月14日の新宿京王プラザで開催された「炎環20周年記念大会」で作者に会いました。受付で来賓の案内をしていたところ、ひょこひょこと現れて「熨斗袋(のしぶくろ)はないか」といきなり訊ねられて吃驚しました。とても80歳を超えた人には見えず、怪物という印象でした。きっと人を食って生きているのでしょう。
この句は、その作者がユーモラスに蝮(まむし)を捉えています。冬眠は、かえる、とかげ、へび、かめなど、変温動物の気温が下がると同時に活動が出来なくなって、体内に脂肪を蓄えておき、体温を少しずつ消費して冬を過ごします。いままだ眠っている最中ですね。
作者かねこ・とうたの紹介は、2005年1月27日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年01月30日 06:18

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