[2008年02月12日]

初午や吹き抜け露地の稲荷講

村山古郷(1909~86)

初午(はつうま)が春の季語。午祭、一の午、二の午、三の午、稲荷祭なども同意の季語です。
稲荷神社や稲荷の祠(ほこら)は、全国に数知れずあります。稲荷信仰はもともと田の神の信仰で、全国に行き渡っていて屋敷神も同族神も稲荷であることが多いものです。京都の伏見稲荷、愛知県の豊川稲荷が有名です。初午には、のぼりを立てて、太鼓を鳴らして、油揚げや米の粉などを供えます。
この句は、下町の風情が横溢するような情景を想像させてくれます。赤の鳥居が幟のはためく様子の中にかしこまっているのが見えます。
作者むらやま・こきょうの紹介は、2006年5月19日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年02月12日 06:38

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