[2008年02月15日]

涅槃図に洩れて障子の外の猫

村越化石

涅槃図(ねはんず)が春の季語。涅槃、涅槃像、寝釈迦、涅槃絵も同意の季語です。
仏教の梵語(ぼんご)でニルヴァーナといい、消滅を意味します。釈迦が入滅したことを涅槃と呼び、この日は全国のお寺で法要が行われます。涅槃像や涅槃図は、釈迦が沙羅双樹の樹木の下で入滅したときに、周囲には弟子や、鬼神、鳥獣虫魚などが慟哭する様子を描いた絵あるいは彫刻のことです。
この句は、その有り様をもとに猫だけが障子の外と揶揄(やゆ)しています。
インターネットで「涅槃図」を検索すればたくさん出てきます。
作者むらこし・かせきの紹介は、2005 年3月5日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年02月15日 06:32

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