[2008年02月16日]

とびからすかもめもきこゆ風雪解

金尾梅の門(1900~80)

風雪解(かぜゆきげ)が春の季語。雪消(ゆきげ)、雪解く、雪解川、雪消水、雪解風なども同意の季語です。
雪解けの海岸地方を一気に表現しています。きっと富山地方でしょう。とび、からす、かもめの鳴いている声が聞こえてくるようです。この句の情景はついこの間のことです。三浦半島に2月3日に降った雪は2週間立ちようやく消えました。このあとまた今月中に雪が降るかもしれません。
作者かなお・うめのかどは、富山市生れ、本名嘉八。俳句は大須賀乙字、臼田亜浪らに師事し、角川書店のしごとをしました。1947(昭和22)年に「古志」を創刊主宰し、後に「季節」と改題して「草原」と合併しました。
(出典:山本健吉「句歌歳時記」、新潮社、1986年刊)

投稿者 m-staff : 2008年02月16日 07:11

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