[2008年02月17日]

つばさあるもののあゆめり春の土

軽部烏頭子(1891~1963)

春の土が春の季語。土恋し、土現る、土匂う、土の春も同意の季語です。
横須賀市西公園がわたしの散歩のコースです。この句のような風景を毎日散歩の間に見ています。小鳥の数が毎日増えています。お腹の白い鳥や鳴き声の可愛らしい小鳥は、整地が済んでまだ使っていない野球グラウンドを我が物顔で歩いています。それはとても愛らしく感じます。春になって土に親しむのは北国ばかりではないのです。
作者かるべ・うとうしは、茨城県牛久沼生れ、俳人・水原秋櫻子と中学、高校、大学が同じで、俳句は初め「ホトトギス」に投句しましたが、「馬酔木」独立に合わせて秋櫻子と行を同じにしました。「馬酔木」では長老たる存在でした。
(出典:山本健吉「句歌歳時記」、新潮社、1986年刊)

投稿者 m-staff : 2008年02月17日 06:59

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