[2008年02月23日]

春草を踏みゆきつつや未来あり

星野立子(1903~84)

春草(しゅんそう)が春の季語。新草(にいぐさ)、草かぐはし、芳草(ほうそう)も同意の季語です。
春の草は、雑草まで色淡く、柔らかく、瑞々しく感じますね。
この句では、「踏みゆきつつや」ですから、草を踏んでいるその人に未来があるのでしょうか、いやあるのです、と詠っています。わたしの感想でいえば、管理下社会の中で都会の子供たちよりも地方の子供たちに未来があるように思われてしまいます。いずれにしろ、春の若草には未来への豊かな思いが含まれていますね。
作者ほしの・たつこの紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年02月23日 05:52

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