[2008年02月24日]

憂愁のみなもと知らず草青む

相馬遷子(1908~76)

草青むが春の季語。青草も同意の季語です。
ほとんどの歳時記では、これまで「下萌え」の季語に含まれていました。早春に萌え出す草の芽のこととしてありましたが、それよりも季節は少し経って、草の青さが目に付き、輝くような風景となるころをいいます。
公園を散歩していてはっと草を踏みそうになり、その青さに気づくことがあります。春が来たなあと感じるのはそのようなときです。
この句は、どのような原因かはわかりませんが、作者の心は晴れていません。それでも春が来て草たちはこれからの未来へはばたこうとしています。
作者そうま・せんしの紹介は、2005年5月2日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・昨日、関東地方に昨年より9日遅く「春一番」が吹き、洗濯物が飛んでいました。

投稿者 m-staff : 2008年02月24日 06:35

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