[2008年02月26日]

かなしみはしんじつ白し夕遍路

野見山朱鳥(1917~70)

夕遍路が春の季語。遍路、遍路宿、遍路道、遍路笠、遍路杖、四国巡りなども同意の季語です。
今日は「2・26事件」の日です。1936(昭和11)年2月26日。あれから72年が経ちました。でも忘れることはできません。この年の流行歌は、渡辺はま子の「忘れちゃいやよ」で「ねぇ」の鼻声が受けて大ヒットしますが、扇情的として発禁になりました。
2・26に遍路の取り合わせをいかがでしょうか。
遍路は、白装束で、「同行二人」と書いた笠に、金剛杖、数珠や鈴などを持ち、四国88箇所のお寺を回ります。
この句のように、悲しみと希望の巡礼、その白と夕日の赤の対比が見事です。
作者のみやま・あすかの紹介は、2005 年4月19日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年02月26日 07:23

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