[2008年03月01日]

しやぼん玉底にも小さき太陽持つ

篠原 梵(1910~75)

しやぼん(石鹸)玉が春の季語。たまやも同意の季語です。
3月になりましたね。3月はいつも何かが始まる予感がします。3月25日、26日、メジャーリーグの開幕戦、レッドソックス対アスレチックスの試合が東京ドームで行われます、楽しみです。
さて、本日の句。シャボン玉の底に小さな太陽を見つけた作者の感性に打たれました。わたしにとって石鹸玉は、女孫が来たときの大事な遊び道具です。いま、仙台に居てなかなか会えませんが、来たときは興奮のるつぼになります。
葛飾北斎に「石町」という版画があり、江戸時代にも「むくろじの実の皮」などの液を使い、頭巾をかぶり、「たまや」と記した小箱を首にかけて、シャボン玉売りが町を練り歩きました。いまでは1年中シャボン玉セットを買えばシャボン玉が作れますが、昔は春のこどもの遊びでした。
作者しのはら・ぼんの紹介は、2006年1月19日を参照。
(出典:山本健吉「句歌歳時記」、新潮社、1986年刊)

投稿者 m-staff : 2008年03月01日 05:43

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