[2008年03月07日]

山峡をバスゆき去りぬ蕗の薹

三好達治(1900~64)

蕗の薹(ふきのとう)が春の季語。蕗の芽、蕗の花、蕗のしゅうとめなども同意の季語です。
「ふきのとう」を天ぷらにして頂きました。ちょっとほろにがい中に、春の足音が聞こえてきました。
この句は、まるで映画の一シーンのような情景ですね。そこに何が見えるでしょうか。
山あいのまだ雪がそこここに残っているところをバスが後ろを見せて遠ざかってゆきます。乗客の中に上級学校に受かって田舎を後にする子供が乗っています。母とふきのとうに送られて子供は旅立ちました。どのような試練が待っているのでしょうか。
作者みよし・たつじの紹介は、2005年4月9日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年03月07日 07:16

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