[2008年03月10日]

椿落ちて昨日の雨をこぼしけり

与謝蕪村(1716~83)

椿が春の季語。白椿、紅椿、藪椿、八重椿、落ち椿、玉椿なども同意の季語です。
横須賀市西公園の野球場の周りを紅椿の植栽がぐるりと囲んでいます。いまその紅椿がまわりにぽとぽとと落ちています。あまりきれいな情景ではありませんね。
椿の園芸種は、約500を越し、花期は長く、花ごと落ちるので落ち椿といわれています。
この句は、絵師・蕪村の力量を余すところなく伝えてくれます。紅の椿が昨日降った雨を含んでぼたりと落ちた様子を句にしていますが、音が聞こえてくるようですね。
作者よさ・ぶそんの紹介は、2005年2月19日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年03月10日 07:26

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