[2008年03月12日]

つちふるや日輪たしか黄に変じ

長谷川素逝(1907~46)

つちふる(霾)が春の季語。霾(ばい)、黄沙、黄砂、霾(よな)ぐもり、蒙古風などが同意の季語です。
この季語は、「土降る」からきています。今年は、3月の上旬から九州から関西にかけて黄砂が降り始めました。中国北部やモンゴル地方で強風に吹き上げられた砂が空を覆います。関東地方も時には黄砂の影響を受けます。車のボンネットなどを黄色い砂がおおい、太陽も黄色に見えてしまいます。また、呼吸も苦しくなり、それで春が来たという人もおります。
この句は、そのような情景をそっくり写し取っています。喉がいがらっぽくなりますね。
作者はせがわ・そせいの紹介は、2005年10月1日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年03月12日 06:24

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