[2008年03月28日]

春蘭の風をいとひてひらきけり

安住 敦(1907~88)

春蘭(しゅんらん)が春の季語。ほくり、ほくろ、はくり、えくりなども同意の季語です。
もともとは雑木の多い山野などに自生していましたが、取りに行く山野草の愛好家により、いまでは自生のものが少なくなりました。
むかしは、上品な香りのする春蘭の花を塩漬けにして保存し、祝い事のときに蘭茶として頂いたようです。
この句は、可憐な春蘭は風を嫌ってひそかに咲いていますよと詠っています。「いとう」は、「厭う」と書き、害ありとして避ける、いやな相手を避けて身を引くとあります。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:「季語の花―春」ティービーエスブリタニカ、2001年刊)
・春の選抜高校野球は、体に切れのない慶応も横浜も敗退、楽しみが減りました。

投稿者 m-staff : 2008年03月28日 06:35

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