[2008年04月09日]

花疲れ吊皮分かつ知らぬ人

吉屋信子(1896~1973)

花疲れが春の季語。花見疲れも同意の季語です。
今年の花見は如何でしたか。わたしは、もっぱら家の近くの公園や川べりを散策しながら楽しみました。部屋からも裏の武山の山桜が
見えます。全体に山がふっくらと豊かになった中に、白いかたまりを見ることが出来ます。横浜に住んでいたころは、毎日出歩いて疲れてしまったことがよくありました。
この句の情景は、花見の帰りでしょうか。混雑した電車の中で、つかまる吊皮が無くなった乗客に「どうぞ吊皮につかまって」と親切に勧めてくれる知らないお客さんの声が聞こえてくるような気がします。着想のよい句です。
作者よしや・のぶこの紹介は、2006年1月3日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・春の嵐があちこちに被害をもたらしています。

投稿者 m-staff : 2008年04月09日 06:57

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