[2008年04月13日]

あをあをと空を残して蝶分れ

大野林火(1904~82)

蝶が春の季語。蝶々、初蝶、胡蝶、山蝶、紋白蝶、黄蝶なども同意の季語です。
春になって、花から花へと飛んでいる蝶を見ると心を豊かにさせくれます。蝶は、日本だけで約250種類が数えられています。数が多いんですね。
この句の「あをあをと」は、「青々と」で、際立って青い様子を意味します。その青い空に蝶々が舞っています。蝶々がくっついたりはなれたりしながら、そしてかなたへそれぞれの方向へ分かれて行きます。いらない言葉を削って削って、残った言葉が宇宙を創ります。すばらしい句ですね。部屋では胡蝶蘭が咲いています。
作者おおの・りんかの紹介は、2005年6月13日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年04月13日 06:16

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