[2008年04月20日]

若葦となり風騒に加はれり

千代田葛彦(1917~2003)

若葦(わかあし)が春の季語。葦若葉、葦の若葉も同意の季語です。
裏の武山から流れてくる西公園の水路に、群落をなして自生しています。葦は、イネ科の多年草草本。葦の角が成長すると、二列に渡った葉を青々と出します。それが葦若葉です。
この句は、普段見過ごしそうなところを見つけ、風に騒ぐ葦の姿を見事にまとめています。若い葦が「風騒」に加わわるという表現に魅かれました。
1980(昭和55)年刊の第2句集「瀝々集(れきれきしゅう)」に所載されています。
作者ちよだ・くずひこの紹介は、2006年1月17日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」巴書林、1996年刊)

投稿者 m-staff : 2008年04月20日 05:36

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