[2008年04月27日]

晩春のけずり細めし畦を行く

木村蕪城(1914~2004)

晩春が春の季語。遅春(おそはる)、季春(きしゅん)、春の終わりも同意の季語です。
晩春は、4月の下旬、春の終わりのころをいいます。このころは、ようやく暖かさも定着して少し汗ばむ季節です。散歩の途中に見る田んぼには、キャベツの出荷後で出荷できなかったキャベツがごろごろしています。
農家では、春になると田んぼの畦に手を入れて水路を確保するために畦(あぜ)を管理します。その少し細めになった畦を作者は通り、これで今年も豊作になるという願いを込めて渡って行きます。
作者きむら・ぶじょうの紹介は、2007年8月3日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年04月27日 06:12

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