[2008年05月09日]

水晶の念珠に映る若葉かな

川端茅舎(1897~1941)

若葉が夏の季語。若葉風、山若葉、谷若葉、若葉雨、若葉寒も同意の季語です。
初夏の若葉に埋まった横須賀市西公園には、野球場と4面のテニスコートがあり、毎日多くの人が汗を流しています。わたしの散歩コースで、いつもペコポコとテニスボールを打つ音が響いています。いまはひらどつつじやきりしまつつじなどが満開で、その数約2万株といわれています。
この句の念珠(ねんじゅ)とは、数珠のことで、珠をひとつまさぐるごとに仏を念ずるところからいいます。その水晶の数珠に若葉が映る様子は、若葉が盛者で数珠が必衰、盛者必衰のことわりを表しているように見えます。
作者かわばた・ぼうしゃの紹介は、2005年2月15日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年05月09日 05:51

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