[2008年05月16日]

たしかになにか忘れてゐるに胡瓜咲く

上田五千石(1933~97)

胡瓜咲くが夏の季語。花胡瓜、胡瓜の花も同意の季語です。
胡瓜は、初夏に黄色の花を咲かせます。単純にして明解のいい色です。
胡瓜は、温室栽培もあって1年中お目にかかれますが、本当の味覚は夏の盛りのものです。苗を竹などの支えを作って、それに絡ませて栽培します。果実は熟すと黄色になりますが、未熟のものを次々にもいで食べます。中学生のころに、北海道の自宅の庭で作っていたことを思い出します。
胡瓜の花を見ながら64歳で亡くなった作者は、いったい何を忘れていたのでしょうか。それが気になります。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月19日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・四川大地震の凄さに言葉もありません。

投稿者 m-staff : 2008年05月16日 05:52

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