[2008年05月17日]

棕櫚の花海に夕べの疲れあり

福永耕二(1938~80)

棕櫚(しゅろ)の花が夏の季語。花棕櫚も同意の季語です。
三浦半島は、温暖のせいか、あちこちで棕櫚を見かけます。棕櫚はヤシ科の常緑樹で、幹は円柱状で枝がなく、毛質の皮でおおわれていて、てっぺんに長い葉を伸ばし、その間から黄白色の粟粒のような花が咲いて、はじめ見たときその姿に驚かされました。慣れると南国へ来たような気分になります。
この句は、わたしの住んでいる三浦半島の棕櫚の花のように思えました。たしかに一日の夕べになると海も疲れ、棕櫚も元気なく見えますね。
作者ふくなが・こうじの紹介は、2006年4月9日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年05月17日 05:38

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