[2008年05月20日]

白牡丹帯のたかさにくづれちる

石原八束(1919~98)

白牡丹(はくぼたん)が夏の季語。牡丹、ぼうたん、緋牡丹、富貴草、深見草、黒牡丹も同意の季語です。
古来、牡丹は花の王様と呼ばれています。
紅、淡紅、紅紫、白、黄色、絞りなど品種は多く、多彩な色で咲きます。特に深紅のものを黒牡丹といいます。牡丹の花期は短く、花の散る様子もまた情緒があります。
この句は、「帯の高さに崩れ散る」がいいですね。豊麗な牡丹に和服美人を想像させます。同じ作者に次の句があります。
牡丹吹かれゐて天空に波おこる    八束
作者いしはら・やつかの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年05月20日 05:42

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