[2008年05月21日]

曇る日は曇る隈もつダリヤかな

林原耒井(1887~1975)

ダリヤが夏の季語。ダリア、天竺牡丹も同意の季語です。
ダリアは、メキシコ原産で同国の国花。スウェーデンの植物学者アンドレアス・ダールの名に因んで付けられました。400年前、メキシコの高地で発見されて以来、改良を重ねてその品種は約3万種といわれています。日本では、江戸時代以降、普及しました。夏から秋にかけて、大輪の白、紅、黄色、紫などの花を咲かせます。ダリアの花の形のひとつにポンポンダリアがあり、とてもかわいい印象があります。
この句は、華やかなダリアも天気の悪い日は、陰影のある「曇る隈(くま)をもつ」と詠っています。隈は、光と陰との接するところをいいます。
作者はやしばら・らいせいの紹介は、2007年5月30日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年05月21日 06:10

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