[2008年05月22日]

とびのかげひまはりよぎるめざめかな

金尾梅の門(1900~80)

ひまわり(向日葵)が夏の季語。日車、日輪草、天蓋花、天竺葵も同意の季語です。
上の句を漢字を入れてみますと、
「鳶の影向日葵過ぎる目覚めかな」になります。
印象が全然違ってきますね。不思議です。やはり、すべてひらがなのほうが詩的ですね。
向日葵は、日常生活でなじみの深い花です。キク科の1年草で北アメリカの原産。高さは2メートル以上にもなり、いつも見上げる位置にあります。夏の見慣れたたくましい花ですね。
この句は、三浦半島の今の風情を捉えているようです。昼寝から覚めたのでしょうか。赤ん坊が目を覚ましたのでしょうか。向日葵の上を鳶の影がよぎってゆきます。
作者かなお・うめのかどの紹介は、2008年2月16日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年05月22日 05:34

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