[2008年05月26日]

卯の花に風のはげしくなるもよし

細見綾子(1907~97)

卯の花が夏の季語。空木(うつぎ)の花、卯の花垣、箱根うつぎ、花卯木、雪見草も同意の季語です。
低山や畑の縁などにあり、5月末ごろに白い五弁花を枝の先につけます。卯の花の咲くころは「卯の花腐し(うのはなくたし)」といわれているように長雨の多い季節ですね。
うつとおしく雨が降ったりしますが、曇天のなかで卯の花の咲いているところだけ明るい感じを受けます。
この句は、その卯の花を強い風が揺らしていて、それもまたよろしいと詠っています。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年05月26日 05:20

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