[2008年06月01日]

衣更へてこののちとてもこのくらし

鈴木真砂女(1906~2003)

衣更(ころもか)ふが夏の季語。更衣(ころもがえ)も同意の季語です。
昔の人で、特に和服を普段着ている方は、6月1日は、冬物から夏物へ、10月1日は、夏物から冬物へと衣替えをしました。一般には、これだけ衣食住の生活での季節感があいまいになっていればそうは画然と区別されなくなってきています。それでも自衛隊や高校生の制服は、夏物に変わりますね。
この句は、当たり前のことをさりげなく言っています。それがすごいことだと気づくには、年を重ねなくてはなかなか捉えることはできないと思います。
作者すずき・まさじょの紹介は、2005年1月16日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年06月01日 06:12

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