[2008年06月03日]

下京の仁王の肩の瑠璃蜥蜴

坪内稔典

瑠璃蜥蜴(るりとかげ)が夏の季語。蜥蜴、青蜥蜴、縞蜥蜴なども同意の季語です。
今年も散歩しているとよく蜥蜴に出くわします。一瞬ドキッとしますが、別に危害を加えてくるわけでもないので、じっとしていると草むらに隠れてしまいます。
背中に暗緑色と鮮緑色の縞があって、不気味な中にも美しい色を持っています。
この句は、京都の中小の商人が住んでいる下京区にあるお寺の仁王さまの肩に、瑠璃蜥蜴が乗っていると表現し、ユーモラスな情景を捉えています。それで蜥蜴のいやらしさが少しは払拭されていますね。
作者つぼうち・としのりの紹介は、2005年2月7日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2008年06月03日 06:05

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2310