[2008年06月04日]

六月の雨美しき墓石あり

加藤知世子(1909~86)

六月が夏の季語。六月来る、六月風も同意の季語です。
輝くような五月と暑い盛りの七月の間にはさまれて、六月はぼんやりとした印象の月ですが、南風の雨を含んだ風が吹いて、梅雨が南から順に日本列島を覆います。
一方では、麦の秋から田植えが始まり、秋の収穫へ向けて、忙しい日々でもあります。
この句の六月は、美しい雨と、美しい墓石の両方に掛けています。六月は、ほかの月とは違って、落ち着いたしみじみとした気持ちにさせる月なのですね。
作者かとう・ちよこの紹介は、2005年7月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・気象庁は2日、関東甲信、東海地方に入梅を発表。例年より6日早く、昨年よりは20日早いそうです。これから1カ月は、じめじめした天気が続きますね。台風5号は、上陸せずに北北東に進路を取っていきました。

投稿者 m-staff : 2008年06月04日 05:06

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