[2008年06月08日]

雨つけしまま剪らせたる額の花

川崎展宏

額の花が夏の季語。額紫陽花、額草、額花も同意の季語です。
雨の中に、清楚で素朴な感じの額の花が紫の花を咲かせています。風情があってよいですね。ユキノシタ科の落葉低木で、紫陽花の原種にあたりますが、華やかさはそれほどありません。
花の中心に細かい粒状の花があり、それを額縁で囲むようにして紫の大きな花が咲きます。
この句は、雨をつけたままの額の花を剪(き)り、花瓶に生けたそのときの思いをそのまま句に仕上げていて好感が持てます。
同じ作者に次の句があります。
屈(かが)まずに使ふ靴べら額の花   展宏
作者かわさき・てんこうの紹介は、2006年2月21日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年06月08日 06:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2315