[2008年06月09日]

部屋ごとに静けさありて梅雨兆す

能村登四郎(1911~2001)

梅雨兆(きざ)すが夏の季語。梅雨(ばいう)、黴雨(ばいう)、梅雨前線、走り梅雨、荒梅雨、青梅雨、梅雨空、梅天、梅雨雲,長梅雨、送り梅雨、戻り梅雨など多数の季語があります。
梅雨は、6月21日の夏至を境にして、前半はしとしと型、後半は荒梅雨の集中豪雨型になりやすく注意が必要です。
この句の家は、どのような部屋取りになっているのでしょうね。一見して部屋数の多いお寺さんの家かなと思いました。それぞれの部屋にはいろいろな思いがいっぱい詰まっているのでしょう。そして、部屋ごとに梅雨の気配がしていて湿っています。
さあ、これから何が始まるのでしょうか。
作者のむら・としろうの紹介は、2006年8月20日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2008年06月09日 07:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2316