[2008年06月12日]

降り出して明るくなりぬ杜若

山口青邨(1892~1988)

杜若(かきつばた)が夏の季語。燕子花(かきつばた)も同意の季語です。
あやめとよく間違えます。アヤメ科の多年草で池沼や湿ったところに群生していますね。初夏に、花や茎の先に大型の紫や白の花を咲かせます。基部は黄色で、あやめのような紫色の縞はありません。
この句のように、雨が降り出したら、それに応えて杜若が明るく周りを染めてゆきます。ただそれだけのことをこの俳句は伝えてくれますが、なんとも風情がありますね。
作者やまぐち・せいそんの紹介は、2005年3月13日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年06月12日 06:30

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