[2008年06月19日]

ねむり草眠らせてゐてやるせなし

三橋鷹女(1899~1972)

ねむり(眠)草が夏の季語。含羞草(おじぎそう)も同意の季語です。
この花は、触るとすぐに恥ずかしそうに葉を閉じて、葉が下に垂れます。それが面白いので飽きることのなく続けている風景をよく見かけます。また、夜も眠るように葉を閉じるので眠草の名前があります。この句の眠草を眠らせていて「やるせなし」がいいですね。きっと何かが作者をやるせなくしているのでしょうね。
ところで今日は「桜桃忌」。
太宰治が亡くなったのは、1948(昭和23)年6月13日。毎19日には、東京・三鷹の禅林寺で桜桃忌が行われます。わたしも1966(昭和41)年に一度だけ参加しました。その後、石神井の檀 一雄邸にお邪魔したことを覚えています。
作者みつはし・たかじょの紹介は、2005年2月26日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2008年06月19日 05:47

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