[2008年06月20日]

日日草なほざりにせし病日記

角川源義(1917~75)

日日草(にちにちそう)が夏の季語。日日花(にちにちか)、そのひぐさも同意の季語です。
「そのひぐさ」がいいですね。このところ花屋さんの店先でよくお目にかかります。
鉢植え、花壇向きの草花で、丈は30~60センチほど。花つきがよくて、日々新しく咲き変わるのでこの名前がついています。
きちきちと律儀な作者も病が高じてくれば日記も滞りがちになります。ところが日日草だけは毎日咲き変わり元気にしています。その元気を分けてほしいものだと言っているようですね。
作者は、病により58歳で亡くなりました。
一病に仕ふ余生や吾亦紅   源義
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2008年06月20日 05:43

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